2013-02-04

今まさにこれを 48
















『フラッシュバックメモリーズ 3D』

監督:松江哲明
出演:GOMA & The Jungle Rhythm Section
(★2013/1/19より全国順次3D上映中!)


12月に ディジュリドゥ奏者の GOMAさんに初めて出会って
ご本人からこのドキュメンタリー映画のチラシを貰いました

「ディジュリドゥって知ってる?」
「事故にあって 記憶がなくなっちゃったんだ」
「突然絵を描き出して 自分は画家だと思ってた」


あのヴォーって音が鳴る長い不思議な楽器は
舞踏やってた頃 稽古場に持ってきてる人とかいて
試しに吹かしてもらったこともあるけど
私がやってもあんまりいい音が出なかった

絵も 「どんな絵ですか?」 って聞いたら
「曼荼羅みたいな 細かいの」と言ってたけど

いろいろどんなのか想像つかなくて
こないだレイトショーを観に行ってきました


そして 想像を超えて GOMAさんの世界は
凄くって 何も言えなくて
クラクラして 胸がいっぱいになった

映画鑑賞 じゃなくて 体験だった





自分は新宿バルト9で観たんですが めちゃめちゃ音が良かった
最初の ドドドドドド って打楽器の入りと
GOMAさんのディジュリドゥの第一音で 一気に熱くなった
3D映画も初めてだったので うわあ 近い 近いよ! と
生ライブに近い、圧倒的な臨場感にびっくり 

24時から、と1番遅い回だったのだけど
深く 響く音と共に記憶に潜ってゆく という特別な体験は
なんだかその時間帯に妙に合っていた


記憶の忘却と闘うこと
信じること
身体で反応すること

手記の言葉が リアルで 強く 切実で こたえた

身体が覚えてる事がある、という動物の本能的な部分の話は
ダンスを想起させてどきりとした

GOMAさんもダンスやってたそうで、
ところどころ 繊細な動きに見入ってしまった

たくさんのことを感じて
映画の感想をGOMAさんに言おうと思って
でも もう私のこと覚えてないんだ、とはっとした


それでも
GOMAさんが皆のことを忘れていっても
これからもっと沢山の人たちがGOMAさんを知ってゆける


全然うまいこと言えないけど
闘う、生きる、彼のフラッシュバックメモリーズを
沢山の人たちに見て貰いたい、と
ただただ思いました