2012-06-06

今まさにこれを 38















『ミッドナイト・イン・パリ』

監督・脚本:ウディ・アレン
出演:オーウェン・ウィルソン/マリオン・コティヤール ほか



ポスターが素敵で
前売券を買って楽しみにしていました
ウディ・アレンの新作!

とてもとてもロマンティックで
そして映画らしい映画でした

というのも
私は映画では夢を見たい方なので、
その期待に応えてくれるような、
クラシカルなファンタジーでした

こうでなくっちゃ!待ってました!っていう
スタンダードって意外と難しく
単純にやると野暮ったくなりがちだけど
脚本がやはり秀逸

全体の構成はとてもシンプルだけど
時折入るシニカルな台詞や挿入歌が効いていて
度々言及される懐古主義への考察も面白く
そして何よりも最後のまとめ方が美しい

ファーと深々と息を吐いて座椅子にもたれて
エンドロールを満足気に眺めていました
いい気分

客席には年配の方も多く、
時折おじいさんが「ほほ」と小さく笑う声なんかが聞こえて
映画館での雰囲気もなんだか上品さがあってよかった

あとは やっぱりパリって画になる!
と言わざるを得ないでしょう
以前実際に私も行った所も何カ所か出てきたけれど
ほんとに映画のセットみたいに美しいものな
スクリーンで見る方が妙に納得してしまう

今夜はいい夢見れそう、と思ったら逆で
興奮して朝まで起きてしまった
安易に、映画に影響されたのかも