2011-05-26

今まさにこれを 29













『黒い十人の女~version100℃~』

ナイロン100℃ 36th SESSION

オリジナル脚本:和田夏十
(映画『黒い十人の女』1961年/市川崑監督)
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ



わたし市川崑監督のこの映画だいすきなのです
もとはピチカートファイブがニュープリント上映時の
予告編の音楽を作ったのを聞いたのがきっかけかなんかで
10年くらい前に見たのかな確か


オシャレなんですこれがまた
とにかく白と黒の陰影のコントラストと構図が格好いい

そしてこの時代の女優さんの喋り方や髪型とかすごい好き
岸恵子、山本富士子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子!
色男役には勿論この人、船越英二!
配役素晴らしい この頃の日本の映画俳優いいんだよなあ

一番好きな台詞

「誰にでも優しいってことは、誰にも優しくないってことよ」
「そうですわ、ほんとにそうですわ」

これ思わず映画鑑賞ノートにメモしたから覚えているよ


そんな原作ファンな私なので、正直舞台化ってどうなんだろうって思ってたけど
予想に反して、面白かったなあ
ちゃんと、舞台でしか出来ないことをやってる、
と思ったし(これ大事)
円形劇場をちゃんと意識した演出はさすが上手でした

これぐらい思いっきり自分のものにして舞台用に脚本化する勇気もすごいな
でもそうしないとやっぱり意味ないものね

あとは何より美女だらけというのがね もうね
見所でしょう フワフワした気持ちで見とれてました

でもでも やはし改めて原作の凄さも思い出したので
未見の方は、まずは映画から観てほしいー!
そして舞台では笑っちゃってほしいー!