2011-06-14

ちゃんとした距離

ドラムのさっちゃんとピアノのホナ

7月の京都ライブに向けてスタジオ練習中
踊りだけじゃなくて 真剣に新しい曲つくってます


こないだの練習のとき、

音だけ聴いて反応したり展開したり
雰囲気でただ演奏するんじゃなくて

さっちゃんの「くる」って気配と一緒に叩かれるのとか
こっちが「いま」って信号を送りながら弾くのとか
生身っぽい感覚をのせて相手に音を渡す感じ
って「ちがう」よね 大事だね

というような話になった

「なんとなくこんなかんじー」をやろうとすると
まあきれいだけど 平ぺったい音になるんです

「込めて」ぐっと音を送る、と
全然音が変わってくる
なんだろ、ちょっとしたニュアンスなんだと思うけど

去年 原美術館で
さっちゃんとホナが演奏して、ダンサー5人が踊った時
うちらが出す音で皆が動く、と思うと
「ハイ!」って渡すような気持ちで音を鳴らしたなあ
というのを 思い出した
無音になると、今度は動きで時間を埋めてくれたり、
ほんと掛け合いになっていた

お互い目線を合わせなくても お互いの気配を感じ取りながら
あと 空間のバランスを頭の中で俯瞰しながら
無言のコンタクトを沢山交わしながら
フォローしながら 動き合ってる

そういうセッション 素敵だって思う


音だけ、動きだけ、
にならない
対、人、が前提で進めること


こんなふうに
音でセッションしてると
感覚が 踊るのとすごく似てることに気づく



踊るように弾く
そして
音楽みたいに踊る


ずっと変わらずこればっかゆってる
ゆってたい


よ!