2014-09-05

DROPTOKYO × GAP Styld.by



Gapがグローバルで展開するファッションスナップサイト『Styld.by』にて、秋コレクションを私物とミックスして着ました。
(2014/09/05掲載)

同サイトはGapが世界のアップカミングなクリエイターやモデル、ブロガーといった、今まさに時代をつくり出しているインフルエンサーを起用し、自身の私物とGapの洋服をミックスでスタイルを提案するウェブサイトで、毎シーズン旬なスタイルを発信し続けています。



Gapの2014年秋の新スローガンは「Dress Normal」。

新キャンペーン映像を撮ってるのが『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08年)『ソーシャル・ネットワーク』(10年)など数多くの名作を生み出している David Fincher(デヴィッド・フィンチャー)監督で、話題になってます!(→「David Fincher’s Gap 'Dress Normal' Ads Are Finally Released」)


「let your actions speak louder than your clothes (服よりも、行動があなたを表現する)」これ好き!

ドレスノーマル(普通を着る)ってすごい素敵なテーマだなーと。

「一人ひとりの『ドレスノーマル』を探すこと、それはまさにアートです。私にとってのノーマルはみなさんにとってのノーマルとは違うということ。それがこのキャンペーンの本質です。この秋、Gap は自分のために着こなし、ありのままの自分でいることに自信を持つことができるジーンズやTシャツといったアイテムを提案します。」
というGap の CMO (グローバル チーフ マーケティング オフィサー) セス・ファーブマンさんの言葉。いいな。


そんなわけで今回の撮影は、服選びから始まる「自分らしいとは何か?」「私にとってのノーマルとは?」を今一度考えるいい機会でした。

で、とりあえず場所から選ぶことにして、そこでのシーンに似合う服を想像してゆきました。

ロケ地も選んでよかったので、庭園、映画館、喫茶店の3カ所にしました。
リアルに良く行く好きな場所ばかりだから、私的な撮影みたいで楽しかったなあ。


服は色と素材とサイズ感で選ぶのが好きです。

好きな服の色はダントツで紺。合わせるならグレー、白、ベージュ。差し色にするなら、からし色か赤。
好きな素材はダントツでスウェット。柔らかいコットン。気取る時はリネン。
好きなサイズはジャストより少し大きめ。袖と着丈は長め。

書き出してみると結構自分の中で既に選ぶ法則があるのだなーと気が付く。


そんで実際買い物に行っても、結構いつも似たような色合いの、似たような形の、服を手に取っています。
家に帰ると色分けで並べられる感じ。グラデーションみたいに。

でもね、いいんです、別に。
あ、やっぱり私これ好きなんだ!という自分のブレのなさを感じた時、結構嬉しかったりするのです。
なんなら制服みたいに同じような組み合わせのパターンをいくつも持ちたいくらい。

「この色の組み合わせ、○○ちゃんっぽいね。」「あの人いっつもパーカーのイメージ」とか言われてる人が憧れだったりする。軸がちゃんとあるというか。
ミュージシャンのトクマルシューゴさんとか作家の川上弘美さんとか(ご本人がインタビューやあとがきか何かで話してた記憶ですが)いつも同じ服を着ているっていう人が好きだったりする。気に入って、何度も洗って、大事にしてるのっていいなあって。

そして私の場合、舞台という別の場面を持っているので、
派手な服や、思いきった挑戦的な着こなしはそちらで衣装として存分に楽しんでいます。
舞台は可能性を広げる場所だから、毎回新しい発見をしてゆけるのが嬉しい。


あとは、いつもと違う場所にゆく時に着る服は、少し武装のような気持ち。夜の社交場とか、あるいはスーツとか。
自分自身も少し変えていって、乗り込む為の勇気にするというか。

そう思うと、「自分らしさ」を知るという行為は「自分らしくない」を知る行為でもあり、
なんなら「らしくない」方も場面場面で使い分けて、どちらも楽しめる柔軟な感覚でいたいなーと思います。



なんて振り返ってみると、ずいぶんパーソナルな撮影だったなあと。
色々と改まって考えるきっかけを貰えた、良い企画でした。

DROPTOKYO さま、お声掛け頂きありがとうございました!

Gap『Styld.by』是非覗いてみて下さいー!◎